競合調査(SNS)とは、競合アカウントの投稿や反応を調べ、自社の運用に活かすための調査のことです。X(旧Twitter)には「検索コマンド」という便利な機能があり、これを使えば、膨大な投稿の中から競合の人気投稿だけをピンポイントで見つけられます。この記事では、これからWebマーケティングを学ぶ受講生に向けて、X検索コマンドを使った競合調査の実施例を、手を動かしながら使えるようにわかりやすく解説します。
X(旧Twitter)の検索コマンドとは
検索コマンドとは、Xの検索窓に特定の文字列を入力して、条件に合う投稿だけを表示させる仕組みです。通常の検索でも「話題・最新・画像・動画」などで絞り込めますが、それだけでは情報量が多すぎて、競合の本当に参考になる投稿を見つけにくいことがあります。
検索コマンドを使えば、「特定アカウントの投稿だけ」「いいねが多い投稿だけ」「この期間の投稿だけ」といった細かい条件で絞り込めます。競合調査の効率が一気に上がる、覚えておきたい基本スキルです。
競合調査でよく使う基本の検索コマンド
まずは、競合調査でよく使う基本コマンドを押さえましょう。Xの検索窓にそのまま入力して使います。

たとえば from:競合のID と入力すれば、その競合が投稿したポストだけを一覧で確認できます。"キーワード" のようにダブルクォーテーションで囲むと、その語句を完全一致で含む投稿だけに絞れます。
競合の「伸びている投稿」を見つけるコマンド
競合調査でいちばん知りたいのは、「どの投稿が伸びているか」です。反応の大きい投稿には、ユーザーに刺さるヒントが詰まっています。次のコマンドで、人気投稿だけを抽出できます。

たとえば from:競合のID min_faves:100 と入力すると、その競合の投稿のうち「いいね100以上」を獲得したものだけが表示されます。伸びた投稿の共通点(テーマ・言葉・画像の使い方)を分析すれば、自社の投稿づくりに直接活かせます。
コマンドが苦手なら「高度な検索」も使える
コマンドを覚えるのが難しいと感じる場合は、ブラウザ版Xの「高度な検索」が便利です。フォームに条件を入力するだけで、裏側では検索コマンドが自動で組み立てられます。コマンドに慣れるまでの入り口としてもおすすめです。
X検索コマンドを使った競合調査の手順
ここまでのコマンドを使った、競合調査の基本ステップを整理します。

まず競合アカウントを特定し、from: で投稿を集めます。次に min_faves: で伸びた投稿に絞り、なぜ反応が良かったのかを分析。最後に、その学びを自社の投稿に取り入れます。この流れを定期的に繰り返すことが、競合調査を成果につなげるコツです。
コピペで使える検索コマンド一覧
競合調査でよく使うコマンドをまとめました。キーワードと組み合わせて使えます。
| コマンド | できること |
|---|---|
from:ユーザーID | そのユーザーの投稿だけを検索 |
to:ユーザーID | そのユーザー宛のリプライ・メンションを検索 |
"キーワード" | 完全一致で検索 |
#ハッシュタグ | 同じハッシュタグの投稿を検索 |
キーワード -除外語 | 特定の語を除外して検索 |
since:2024-01-01 | 指定日から現在までの投稿を検索 |
until:2024-12-31 | 指定日より前の投稿を検索 |
min_faves:100 | いいね100以上の投稿を検索 |
min_retweets:50 | リポスト50以上の投稿を検索 |
filter:images / filter:videos | 画像/動画つき投稿だけを検索 |
exclude:replies | リプライを除外して検索 |
⚠ 注意
検索コマンドはXの仕様変更で急に使えなくなることがあります。また「:」や「-」の付け忘れ、余計な半角スペースでも反映されません。うまく動かないときはコマンドを見直しましょう。
まとめ
X検索コマンドは、SNS競合調査を効率化する強力な道具です。from: で競合の投稿を集め、min_faves: で伸びた投稿を分析し、自社に活かす——この流れを覚えれば、競合のヒットの理由を具体的に学べます。まずは気になる競合アカウントで、実際にコマンドを打って試してみましょう。
Q&A
Q. 競合の「バズった投稿」だけをまとめて見るには、どのコマンドを使えばよいですか?
A. from:競合のユーザーID min_faves:100 と検索しましょう。その競合が投稿したポストのうち、いいねを100以上獲得したものだけが表示されます。数値を変えれば基準を調整でき、伸びた投稿の共通点を効率よく分析できます。
