webマーケティングは難しい?仕事内容や必要なスキルを徹底解説!

webマーケティングって難しそうだけど、未経験でも挑戦できるの?と思う方も多いでしょう。
まずはwebマーケティングの仕事内容を知りたい!という方も、この記事を読み終わるころには挑戦したくなっているかもしれません。知識をつけて、ぜひ一緒にwebマーケティング業界への一歩を踏み出しましょう!

目次

webマーケティングとは?

インターネットを活用して製品やサービスを広めるためにあらゆる施策を行うことを指します。
顧客のオンライン上の行動や検索パターンを分析・理解し、それに基づいてターゲットに効果的なアピールをしていくこと全般がwebマーケティングの仕事です。
webマーケティングに携わる就業先としては、他企業からwebマーケティングの仕事を受託する代理店や、自社のwebマーケティング担当者といったところでしょう。

webマーケティング市場の将来性

Webマーケティング市場の将来性は非常に高いと見られています。
その理由としては、モバイル利用の増加によりユーザーのインターネット環境が整っていること、それによるソーシャルメディアの影響力が高くなってきていることが挙げられます。
企業にとってwebマーケターの存在はとても重要となっているため、需要もあることから高収入な仕事でもあります。スキルを上げていくことで年収アップも目指せるため、仕事内容をより深く知り、挑戦してほしいと思います。

webマーケティングの仕事内容

Webの様々なツールを利用して、企業やサービス認知やブランドイメージ向上、集客、アクセス向上、売上アップ、顧客満足度の向上など、クライアントの依頼に合わせて必要な施策を行っています。

主な仕事内容

集客施策→運用・管理→分析・改善を繰り返していきます。

P=Plan(計画)
業務の目標や目的を定め、それを達成するための実行計画
D=Do(実行)
Plan を基に実行していくプロセス
C=Check(評価・測定)
行動内容の検証
A=Action(対策・改善)
Checkの検証結果に基づき、今後の対策や改善方法について検討

集客のために行われる主な施策

決められた予算内で成果目標を達成するために計画や運用を行います。
成果目標とは、例えば会員登録をしてもらう、購入してもらう、資料請求してもらう、などです。

SEO(検索エンジン最適化)

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが検索した際に、自社サイトが上位に表示されるように工夫をし、アクセス数増加を目指し、より多くの人に閲覧してもらうことです。
具体的には以下などがあります。

  • キーワードリサーチ
    ターゲットとなるキーワードやフレーズを調査し、それらのキーワードを含むコンテンツを作成する
  • 内部リンク設定
    サイト内のリンク構造を最適化し、重要なコンテンツへの内部リンクを増やす
  • 技術的な最適化
    表示や読み込み速度の改善、セキュリティなど、技術的な側面を見直します
リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが検索した際の検索結果に表示される広告のことです。ユーザーが広告をクリックしてはじめて費用が発生するクリック課金制になっています。
SEOは自然検索で上位を狙う方法なので結果が出るまで時間がかかりますが、リスティング広告は即効性を期待できる方法ですクリックの金額は1円から任意で設定できることもあって、多くの企業が取り入れています。

アフィリエイト広告

検索やクリックされただけでは課金はされず、広告主が設定した成果が行われた際に課金される、成果報酬型広告です。成果とは例えば、購入、会員登録、資料請求などです。
メリットは成果につながらないユーザーには広告費用が発生しないので費用対効果が高く、無料のまま認知度は広がっていく点です。ただ広告掲載される保証があるわけではないので、その点は注意が必要です。

ディスプレイ広告

Webサイトやアプリの広告枠に表示される広告のことです。動画+テキスト、画像+テキストの形式で表示されることが多いです。ユーザーの目を引くような広告が効果的です。
検索する前のユーザーに広く知ってもらうための戦略として活用すること多く、即効性が低いことや成果になかなかつながらないデメリットもありますが、うまく活用すれば多くの認知を得ることができます。

SNS広告

Facebook・X(旧Twitter)・Instagram・LINE・YouTube・TikTokといったSNSに配信する広告のことです。ターゲット層のSNS画面に自社の広告を表示させることができます。
目的は企業によって異なりますが、より広いユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらう「認知拡大」が代表的です。他にも、キャンペーンを行うことで顧客との関わりや育成、好感度の向上を得られたり、webサイトやECサイトを再訪問してもらい、購入意欲向上の獲得につなげることもできます。

広告運用にはそれぞれメリットデメリットがあります。
うまく使い分けて、効果的な施策を運用・管理することがwebマーケターの重要な仕事といえます。

回遊施策のために行われる主な施策

回遊施策とは、ホームページに訪れた見込み顧客を離脱させないために行う施策です。
滞在時間の増加を目的として、最初にアクセスするページのパフォーマンスを向上させる、入力フォームで離脱が起こらないように最適化をしていきます。

LPO(ランディングページ最適化)

商品やサービスの紹介から購入までをひとつのページにまとめたLP(ランディングページ)の内容を、顧客のニーズに合わせて改善することです。顧客のニーズや課題をしっかり分析した上で、対策を行います。
もちろん企業によって様々ではありますが、具体的な施策としては以下のようなことです。

  • ファーストビュー(ページを開いたとき最初に視認する画像や動画、キャッチコピーなど)を改善する
  • ページの読み込み速度を上げたり、モバイルフレンドリーを取り入れる(スマホ対応)
  • コンバージョンにつながるボタンを目立つようにする
  • ページの表示速度をあげる
  • クチコミやUGC(利用者が作成したコンテンツ)の掲載・検証
EFO(エントリーフォーム最適化)

顧客がスムーズに、ストレスのない入力フォームに最適化することです。
例えば、以下のようなことです。

  • 入力項目を減らす
  • 住所の自動入力機能を入れる
  • 入力エラーをリアルタイムで表示できるようにする
  • リセットボタンは作らない
  • 離脱はポップアップなどで引き止める

これらの施策を行い、Googleアナリティクスなどの解析ツールを用いて、Webサイトを訪れたユーザーの属性や行動データを分析し、施策の選定・実行・効果検証を行います。
結果がすぐに出るわけではありませんが、粘り強く数字と向き合いながら、どんどんPDCAサイクルを回し続けることがwebマーケターの仕事内容です。

web業界の情報は日々アップデートされていきます。流行や、どんな商品が人気なのか新しいトレンドを常に把握していくことが重要となってきます。たくさんの情報の中から必要な情報をうまく取り入れていく必要があるため、つねにアンテナを張り続けることが大切な仕事ですね。

webマーケティングの職種

  • webマーケター<Webマーケティングの施策を行う>
    市場調査や販売戦略の立案などを中心に行うイメージです。
  • webディレクター<Webサイト制作の全般を担う・進行管理>
    企業によってはwebマーケターと両方やる場合もありますが、プロジェクトが円滑に進むように調整し、チームで目標達成を目指すための進行管理全般を行います。
  • Webアナリスト<アクセス解析の専門家>
    ツールを駆使してより高度な統計学でアクセス解析を行ったり、データをもとに改善策を提案するなどのマーケティングのサポートです。

いずれももちろんですが、webマーケティングの知識が求められます。
webマーケティングの分野は領域が広範囲で全てを身に付けるのはなかなか難しいことです。そのため、基本的には自分の得意領域を作ることをおすすめします。挑戦するなら、まずは自身のメインスキルを把握し、キャリアを広げていく方法が望ましいといえますね。

webマーケティングの魅力

  • 結果が明確で、成果を実感しやすい
    webマーケターの成果は、会社の売上・利益に直結するものです。
    どれくらい閲覧が増えたのか、どれくらいクリック(CTR)や購入率(CVR)が改善し上がったのか、など自身の施策が成功した際は、会社に貢献している実感をはっきりと実感できるでしょう。
    もちろん逆の場合も数字で表されてしまいますが、それは改善につながる要因となるので、あきらめずに分析・改善を続けることが大切です。
  • 実績があると転職しやすい
    転職にはある程度の実績があると転職に有利となります。
    自身のスキルがしっかり評価してもらえるのでやりがいにつながります。
    個人でも実績をつくれる方法も最後に説明しているので参考にして下さい
  • リモートで仕事ができる
    webマーケティングの仕事はリモートでもできる企業が増えています。
    通勤時間の短縮や、通勤圏内でなくても働けますし、育児や介護の仕事を両立させることも十分可能です。様々な事情で諦めていたことにも挑戦できたり、復職にも心強い選択肢となります。
  • 会社貢献
    先ほども言ったように、webマーケターの成果は、会社の売上・利益に直結するものです。
    成果が出た時の会社貢献は自身にとっての大きなモチベーションにつながるでしょう。

webマーケティングに必要なスキルは気持ちと学ぶ姿勢

もちろん技術的なスキルやマーケティングに関する知識やスキルも必要ではありますが、
私が思う注目するべきスキルを3つ解説します。

  • ユーザー理解力
    一番大切なのは「顧客視点」であることかもしれません。どんな企業も顧客にいい商品、よりよいサービスを提供したいという気持ちが大切ですよね。マーケティングは”顧客の立場”を軸にすることを忘れてはなりません。
  • コミュニケーションスキル
    webマーケターは、クライアントや社内のチームと円滑にコミュニケーションを取る必要があります。プレゼンテーションをする場面もありますので相手にわかりやすく意図を伝える能力がなくてはなりません。相手が思っていることをしっかり理解したいと思う気持ちは人として持っておきたいスキルでもありますよね。
  • 情報収集スキル
    情報は日々アップデートされていきます。流行や、どんな商品が人気なのか新しいトレンドを常に把握していくことが重要となってきます。たくさんの情報の中から必要な情報をうまく取り入れていく収集スキルは重要なポイントとなります。

webマーケティングに必要なのは、学び続ける姿勢です。市場のニュースや競合の情報、媒体のアップデート情報などをWebメディアでチェック・収集し続けることが、ユーザー理解やコミュニケーションに繋がるのです。
終わりがない、変化する、ということがwebマーケティングの面白さや魅力のひとつでもありますね。

webマーケティングに資格はいる?いらない?

webマーケターになるために、特に必須の資格はありませんが、あると転職に有利になるものや、自身のスキル証明にもなる場合があるので参考にしてもらえたらと思います。
特にwebマーケティング未経験者の資格取得は何より自身のスキルアップになるため、挑戦することをおすすめします。
中でもウェブ解析士やGAIQは取得する人が多いと言われています。

webマーケティングに挑戦するための勉強法

未経験でもwebマーケティングに転職できるのか不安な方もいるかもしれませんが、興味をもった今を大切に、挑戦してみてはいかがでしょうか?現役マーケターの中には未経験スタートの方も多いですよ!

書籍や動画に挑戦!

コストがかからず未経験者にも始めやすい勉強法です。動画はYouTubeやwebサイトでも多く紹介されています。
動画には間違った情報もある可能性があるので注意しましょう。
webマーケティングの全体像を学べるおすすめの書籍はこちらです。

引用元:マンガでわかるWebマーケティング 改訂版 ―Webマーケッター瞳の挑戦!
本文・マンガ原案・全体監修/村上佳代 著/マンガ作画/ソウ 作画/シナリオ/星井博文 著

引用元:沈黙のwebマーケティング-webマーケッターボーンの逆襲-
松尾 茂起 著/上野 高史 作画

マーケティングスクールに挑戦!

現役マーケター講師から学ぶことができたり、就職サポートまでしてくれるスクールも数多くあります。もちろん有料で、期間もスクールによって様々ですが、費用や詳細をしっかり見て、自分に合うところを探すことがポイントです。

引用元:デジプロ
口コミでも評判の社会人向けのwebマーケティングスクール

引用元:マケキャン
一般企業やWEBマーケティング会社への転職成功実績も豊富なwebマーケティングスクール

引用元:SHElikes

SHElikes
未経験でもWEBマーケティングスキルをオンラインで学べる女性向けスクール

職業訓練校に挑戦!

条件に当てはまる場合はなんと無料で職業訓練校に通うことができます。
有料スクールと同じようなカリキュラムやサポートが整っているので、気になる方はぜひ詳細を調べてみてください。

引用元:厚生労働省ハローワークトレーニング

近隣のハローワークへ行けば細かく説明してくれます。
期間は訓練によって様々で、2ヵ月から6ヵ月など、最長で2年のものもあります。託児サービスを利用できる訓練コースもあるので育児中の方でも挑戦できますよ。

意外と知られていませんが、職業訓練校には給付金制度があったり、雇用保険受給の延長に適用されたり、通所手当や、寄宿手当が出たりと、様々な制度が取り入れられています。
もちろん、訓練開始前から訓練期間中、訓練終了後までハローワークが求職活動をサポートしてくれます。

webマーケティングを学べるおすすめ職業訓練校<2選>

引用元:DXUP
eラーニング(完全在宅)

完全在宅で受講できる訓練校です。
全国どこに住んでいても、子育てや介護でスクールに通うことが難しい方でも応募できます。
e-ラーニングのため、受講時間を自分のライフスタイルに合わせることができます。主にPDCAサイクルを軸に置いており、実践課題が8割を占めています。課題は他の生徒さんと発表し合うのが特徴で、これにより現場で使える即戦力が培われます。キャリアコンサルタントと相談しながらの転職活動サポートや卒業生との対談、Webマーケター講師への質問ができるのも魅力のひとつです。
見学会に参加すると特典がもらえます。

引用元:後藤企画
6割リモート・4割学校

6割はリモート、残りの4割は学校(教室)で受ける訓練校です。
受講(教室)は東京都にあるため、通える範囲内にお住まいの方なら都外からの申込も可能です。
講師の話を聞くだけでなく、個人グループでワークや発表などアウトプットする機会が多いので知識や考え方が身に付きやすいのが特徴。6割がwebマーケティングを中心とした内容になっています。

注意する点は、職業訓練校の目的は就職だということです。就職をするために、勉強するんです。もちろん応募の際に説明がありますので、学んだことを活かし就職につなげるために、しっかりと就職への意志を持ってから応募して下さいね。

webマーケティングを目指すためにやっておくべきこと3選

① 実践!

未経験者の場合は実務経験を補う実績が必要になります。
まずは以下に挑戦してみましょう。

  • SNS運用
    SNSをビジネスツールとして活用します。投稿戦略を考え、運用、分析します。
  • ブログ運営(アフィリエイト広告)
    企業の商品やサービスを紹介して、読者にその商品を購入してもらえたら報酬が発生します。
    別名=成果報酬型広告
  • Googleアナリティクスアカデミー
    Googleアナリティクスの使い方からデータの分析手法を学ぶことができます。
    Googleには無料のオンライン講座が多くあるので挑戦してみましょう。
② ポートフォリオ作成!

あなたが実践をしていることを示すことができます。
どのように考え、戦略をたてたのか、説明できる材料になります。

③ 面接対策!

webマーケティングの企業は即戦力を求めています
未経験の場合は実務経験がないため、ある程度の対策や準備が必要です。
なぜWebマーケティングの仕事がしたいのか
ここは一番伝えるべき、そして企業側にとっても重要な部分です。
webマーケティングに携わるために、自分が何を努力し何を実践してきたのか、伝えられるチャンスを逃さないためにもしっかりアピールできるようにしましょう。

まとめ

webマーケティングの仕事は、つけるべき知識やスキルも多く、大変そうなイメージが強いと思いますが、その分とてもやりがいのある仕事です。未経験でも遅くはなく、やれることはたくさんあります
今後も発展し続けるwebマーケティング業界に少しでも興味を持って挑戦していただけたらと思います。
ぜひ一緒にwebマーケティング業界への一歩を踏み出しましょう!

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