ネット広告やSNS等の普及が進み、Webマーケターの需要はますます高まっています。
未経験だけどWebマーケターへ転職したい!と考えている方は、こんなことにお悩みではありませんか?
資格は取ったほうがいいの?
転職を有利に進められる資格はある?
効率の良い学習法は?
この記事では、そんなお悩みを解決するために
- 未経験者がWebマーケターへ転職するためにおすすめの資格8つ
- 資格を取るメリット・デメリット
- 未経験者におすすめのWebマーケティングスクール4つ
についてご紹介します。
この記事を読めば、未経験者がWebマーケターへ転職を果たすまでにやるべきことが明確になりますよ!
Webマーケティング資格は必要?
そもそもWebマーケティングの仕事をするために資格は必要なのでしょうか?
どんな場面で資格が役立つのか、どんな人が取るべきなのか、ケースごとに見ていきましょう。
Webマーケティング資格は必須ではない
Webマーケティング職への転職に、必須の資格はありません。
資格がなくともWebマーケターにはなれるし、実際に活躍している人はたくさんいます。
Webマーケティング業界では、資格よりも実務経験や実績で評価される傾向にあります。
すでにマーケターとして何かしらの実務経験があったり、個人であってもブログやSNS等の運用実績があれば、必ずしも資格がなくとも希望職種へ転職できる可能性はあります。
ただし未経験者は資格の取得がおすすめ!
しかし実務未経験の場合には、資格を取ることをおすすめします。
なぜなら、マーケティングの知識や能力は目に見えず証明しづらいものです。
ですが資格を持っていることで基礎知識を持っていることをアピールでき、面接官や取引先に「このくらいはできるんだな」とわかってもらえるでしょう。
しかしながらWebマーケティングの資格にはたくさんの種類がある為、その中から自分に必要なものを選んで取得することが大切ですが、未経験であればその選択も難しく感じるはず。
次からは、未経験者が取得すべきおすすめの資格を、実際に現場で求められるスキルと合わせて紹介していきます。
Webマーケティングで求められるスキル
ITやWebに関する基礎知識
Webマーケターは、Webサイトやバナー等のデザインの作成や修正依頼をする際に、Webデザイナーやエンジニアなどと仕事をする機会があります。
ITやWebに関わる知識を共通用語として身につけておくと、仕事を円滑に進められる為、Webに関わる人間なら必須の知識と言えるでしょう。
数値を分析するスキル
Webマーケティングでは数値を分析するスキルも必須です。
マーケティングでは、「数値分析」→「仮説立て」→「企画・実行」→さらにその結果を分析し、次の改善をアクションする…とこのサイクルが非常に重要となります。
いわゆるPDCAサイクルですね。
第一ステップである「分析」は無くてはならないスキルです。
正しく数値を分析できると、それをもとに仮説を立てられ、適切にマーケティング施策を打てるようになります。
円滑な業務遂行には欠かせないスキルです。
企画・実行するスキル
前述したマーケティングの重要な行動サイクルでは、「企画・実行」までがワンセットです。
この実行力が伴い、初めて一人前のマーケターです。
それではそれぞれの知識やスキルが身につく、未経験者におすすめの資格を見ていきましょう。
IT・Webに関する基礎知識が身につく資格
ITパスポート
ITパスポートは、最も手軽に取得できるIT系の国家資格です。
国家資格なので認知度も高く、企業からの信頼も厚いです。
出題範囲として「経営全般」や「ITの管理・知識」などWebマーケティングに必須ではない内容も含まれます。
しかしIT系資格の登竜門ともいわれる資格ですし、転職を有利に進める為にも取っておいて損はないでしょう。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
50% | 1~3ヶ月 | 7,500円 |
Web検定
Web検定は、ビジネスでWebに関わる全ての人が、一緒に仕事を進めるうえで必要となる「標準知識」を認定する資格です。
「Webリテラシー」「Webデザイン」「Webディレクション」「Webプロデュース」の4つの分野から構成されています。
取得することで、ビジネスで必要とされるWebの標準的な知識を有していることの証になります。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
60%前後 | 1~2ヶ月 | 11,000円 |
数値を分析するスキルが身につく資格
ウェブ解析士
ウェブ解析士は、ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得することを目的とした資格です。
この資格はWebマーケティングの業務に近い形で学べ、実際に仕事に役立つ資格です。
肩書としても使える為、転職活動の際の武器にもなるでしょう。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
70%前後 | 2~4ヶ月 | 22,000円 |
統計検定
統計検定は、適切なデータ分析のアプローチ方法や、データ分析の結果の解釈を効率的に行うスキルが身につく資格です。
客観的なデータ分析が不可欠なWebマーケティング業務にも役立つでしょう。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
60%前後 | 1~2ヶ月 | 5,000円 |
企画・実行するスキルが身につく資格
マーケティング・ビジネス実務検定
マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングの基礎知識からプロモーション戦略、マーケティング関連の法律や規則など幅広い知識が身につく資格です。
これを持っていれば、最も難易度の易しいC級であっても「基本的なマーケティングの知識がある」と評価される為、業界未経験者にはうってつけの資格といえます。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
70%前後 | 1~2ヶ月 | 6,270円 |
IMA検定
IMA検定は、Web広告の運用を中心とした知識やノウハウを身につけるのに役立つ資格です。
単に「知識を詰め込む暗記」ではなく「実務オペレーションの習得」に重きを置いた学習内容の為、転職活動時に活かせる資格でもありますが、転職後の実務にも活かしやすい資格でしょう。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
80%前後 | 1~2ヶ月 | 19,800円 |
Googleアナリティクス認定資格
Googleアナリティクス認定資格とは、Googleが提供するアクセス解析ツールである、Googleアナリティクス4の理解度を証明する資格です。
Googleアナリティクス4の導入から設定・解析までの知識を持っていることの証明になり、自社サイトの運営にも役立ちます。
Googleアナリティクス関連の資格といえば「Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)」が有名ですし、名前も似ているため間違えやすいですが別物です。
GAIQは、ユニバーサルアナリティクス(UA)の知識を問うものですが、UAは2023年7月1日で計測停止となりました。
これからもGoogleアナリティクスで解析していくためには、次世代のGoogleアナリティクス4(GA4)への移行が必要です。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
80%前後 | 1週間ほど | 無料 |
Google広告認定資格
Google広告認定資格は、Googleに認められたオンライン広告のエキスパートであることを証明できる資格です。
Web広告代理店に入社すると必ずと言っていいほど取得する資格で、広告運用に役立つ資格です。
2023年9月現在、Google広告認定資格には「検索広告」や「ディスプレイ広告」、「動画広告」などWeb広告の種類別に11種類の資格があります。
合格率 | 学習時間 | 費用 |
80%前後 | 1~2ヶ月 | 無料 |
Webマーケティング資格を取得するメリット
Webマーケティングの資格取得には、3つのメリットがあります。
- Webマーケティングの基礎知識が身につく
- 転職活動の際にアピールできる
- 会社や取引先からの信用が高まる
それぞれ解説していきます。
Webマーケティングの基礎知識が身につく
ここまで読んでいただいた方は、言わずもがなお分かりかと思いますが、資格取得の為の学習をする中で、Webマーケティングの基礎知識が身につきます。
そして知識は武器になります。
一言でWebマーケターといっても仕事内容は多岐にわたります。
Webデザイナーやエンジニアなど様々な人たちと共に仕事をする時、WebマーケティングやWebに関わる基礎的な知識を有していると、円滑に業務を進められる為、重宝される人材になれるでしょう。
Webディレクターやプロジェクトマネージャーなどへのキャリアアップも期待できます。
転職活動の際にアピールできる
そして資格があることで、知識を持っているアピールにもなりますし、加えて学習意欲もアピールすることができます。
未経験者の場合には特に、資格取得が転職を有利に進めるうえでカギになるでしょう。
自分が面接官なら、同じ未経験者なら「知識」を「資格」で証明できる方を採用するでしょうし、Webマーケターはデザイナーのようにポートフォリオを用意しづらい為、ポートフォリオ代わりのアピール商材としても「資格」が活きてきます。
会社や取引先からの信用が高まる
Webマーケティングの資格を持っていれば、単に「私はWebマーケティングに詳しいです」と公言するだけよりも説得力がありますよね。
Webマーケティングに詳しいと社内で認められれば、頼りにされる場面が増えるかもしれませんし、取引先でもあなたの信用は高まるでしょう。
Webマーケティング資格を取得するデメリット
しかしながらWebマーケティング資格を取得するには、デメリットもあります。
- 時間と費用がかさむ
- 資格を持っていても必ず転職できるわけではない
こちらもそれぞれ解説していきます。
時間と費用がかさむ
Webマーケティングの資格には前述したよりももっとたくさんの種類があり、本当に自分に必要なものの見極めが難しいです。
未経験者ならなおさら難しく感じるでしょう。
基本的に受験に費用もかかりますし、片っ端から気になる資格を全て取得するわけにはいかないでしょう。
その為、自分に必要なものを取捨選択することが重要です。
資格を持っていても必ず転職できるわけではない
残念ながらWebマーケティング業界では、資格を持っているからといって必ず転職できるわけではないのが実情です。
実際の現場では、資格よりもむしろ経験や実績を重視される傾向にあります。
知識のインプットももちろん大切ですが、実践形式のアウトプットこそが大切で、面接ではそこを見られることが多くあります。
資格取得のための学習方法3パターン
Webマーケティング資格を取得するための学習方法として、一般的に3パターンに分かれます。
- 独学
- スクール受講
- 職業訓練(ハローワーク)
それぞれにメリット・デメリットや向き不向きがあります。解説していきます。
独学
メリットですが、まず何より費用が抑えられることでしょう。
テキストを購入したり、分からないところは自分でネットで検索して情報を捕捉したりしながら学習することになるので、実際にかかる費用は抑えられます。
その為自ら主体的に情報を取りに行ったり、一人でも計画的に学習を進められる!という方には独学が向いているでしょう。
しかし独学のデメリットは、実践(アウトプット)の場がないことや常に変わりゆく最新情報のキャッチがしづらいことが挙げられます。
その為、独学だけでは不安な方は、そのデメリットを補ってくれるスクール通学もおすすめです!
スクール受講
Webマーケティングについて学習できるスクールは数多くあり、オンラインで住んでいる地域によらず受講できるものや、実際にスクールへ通学し受講できるもの、3か月など超短期間で学べるものなど様々な種類があります。
スクール受講のメリットは、実際の現場経験者や現役の講師からWeb業界の最新情報に基づいた講義を受けられることです。
また実際に広告運用やSNS運用を行ったり、ユーザーを意識したWebライティングやillustrator・Photoshop等の実際の現場で使用するツールの実習を受けられたりなど、実践の場があることで経験を積め、面接でアピールできるというのもスクールの強みでしょう。
しかしスクールのデメリットとしては、やはり独学よりは費用がかかるという点です。
しかしながらWebマーケターの平均年収は511万円!(参考:doda平均年収ランキング)
正社員の平均年収は403万円ですので、一般的なビジネスパーソンよりも約100万円も高いのです。
費用はかかりますが、スクールを利用し着実に知識や経験を得て、Webマーケターとして転職すれば、かかった費用も取り戻せるくらいキャリアアップできる可能性は十分にあります。
職業訓練(ハローワーク)
ハローワークが斡旋する職業訓練でも、Webマーケティングについて学ぶことができます。
メリットは、基本的に受講料無料で受けられること!
そして条件はありますが、給付金(失業手当や職業訓練受講手当)を受け取りながら受講することもできるのです。
デメリットとしては、受講できる人数には限りがあり、選考から落ちる場合もあるという点でしょう。
選考に受かることができるなら、給付金を受けながら、しかも受講料無料でWebマーケティングについて学べるため、次のお仕事が見つかるまでの生活費等心配がある人には非常に有益な制度です。
次からは、未経験者におすすめのWebマーケティングスクールを職業訓練校も含め、ご紹介します!
未経験者におすすめなWebマーケティングスクール4選
おすすめのスクール | 特徴 |
・9割以上の受講生が仕事を続けながら受講 ・社内で新人運用者を未経験から指導するカリキュラムと同内容 | |
・現役プロマーケターが直接指導 ・オンラインも通学もOK | |
・転職成功率98% ・転職できなければ受講料半額返金 | |
・職業訓練(ハローワーク)のため受講料無料 ・オンラインで受講可 ・現役Webマーケターやプロキャリアコンサルタントによる対面指導あり! |
イマカラ(平日夜や休日受講もOK!仕事を続けながら受講しやすい)
在職中でも受講しやすいおすすめスクールは、イマカラです。
受講生の約9割が仕事を続けながら、自分の好きな時間に受講しています。
仕事を続けながら受講可能な為、退職して転職先が決まるまで期間が空くのが心配…という方も安心して学習の時間を取れますよね。
学習内容は、社内で新人運用者を未経験から指導するカリキュラムと同内容のものである為、初心者も安心して取り組めます。
リスティング広告やSNS広告の運用スキルといった、実践形式の学習をメインとしており、転職後即戦力となれるスキルを身につけられるでしょう。
現在の仕事も続けながら、着実に転職準備を進めたい方におすすめしたいスクールです。
デジプロ(現役プロマーケターによる直接指導!)
オンラインスクールが多い中、直接授業を受けられるおすすめスクールは、デジプロです。
一人の環境で黙々とオンライン授業を受けられるだろうか?と不安な方には、うってつけのスクールではないでしょうか。
しかもデジプロなら実戦経験豊富な現役マーケターから、直接指導を受けることができます。
学習内容は、Webマーケティングの広い領域をカバーしつつも、需要の高い広告運用を実践レベルで学べるカリキュラムが用意されています。
Google・Yahoo・facebook・Instagram・YouTubeなど全ての広告運用を実践で学びます。
実際の広告運用の管理画面を触りながら「実践形式」で学べる為、仕事でつかえるレベルまで習得でき、企業の採用側からの評価も高いようです。
実践メインで、オンライン&直接指導も受けられる全国でもめずらしい形のWebマーケティングスクールです。
マケキャンbyDMM.com(手厚い転職サポート・転職保証あり)
転職サポートが充実しているおすすめスクールは、マケキャンbyDMM.comです。
未経験者に特化した充実の転職サポートが特徴で、受講生の9割が未経験スタートなので、全くの未経験者も安心して受講できそうですね。
キャリア相談や面接対策は回数無制限。
業界理解から個別の自己分析、面接対策まで徹底的にサポートしてくれる為、転職成功率は驚異の98%!
さらに転職premiumコースでは、万が一転職できなければ、受講料の半額返金制度もあります。
リスクを抑えながら、Webマーケターを目指せるのはとても魅力的ですよね。
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DXアップ(職業訓練のため受講料無料!オンラインで受講可能)
こちらはハローワークが斡旋する職業訓練の中でおすすめのスクール、DXアップです。
職業訓練のため受講料は基本的に無料。
e-ラーニングと呼ばれるオンラインで受講可能な講座の為、住んでいる地域によらず学習できます。
更に条件を満たせば、給付金(失業手当や職業訓練受講手当)を受け取りながら受講が可能です。
条件についてはこちらをチェックしてみてください。(出典:厚生労働省 求職者支援制度のご案内)
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現役のWebマーケターによる対面指導を受けられ、動画視聴などによりインプットし、対面指導の場でアウトプットの体験を繰り返すことにより、着実に現場で使える能力を養います。
実践力メインで学べる為、面接の時にアピールもしやすいですし、何より実際に仕事に入った時に活きる能力を身につけることができます。
またプロのキャリアコンサルタントによる就職支援も充実しています。
受講人数には限りがあり、選考を通過できれば、非常におすすめのスクールです。
まとめ
Webマーケティングの仕事は資格がなくともできますが、未経験からの転職を目指すならやはり資格取得がおすすめです。
資格はあなたにWebマーケティングの基礎を教えてくれ、あなたの転職活動をより有利に進めてくれるはずです。
しかしながら資格の取得には、メリット・デメリットがあります。
メリットもデメリットも理解しながら、数多くあるWebマーケティング資格の中から自分に必要なものを見極めながら取得できると理想的ですね。
そのためにぜひ職業訓練校も含めスクール通学を検討してみてください!
効率良く、あなたの理想の転職が叶えられるはずです♪