多くの企業でDX化が進んでいる今、働き方もどんどん多様化し、転職市場の状況も変化しています。
将来性のある業界への転職を考えているなら、資格を取得して転職活動を有利に進めたいですね。
転職に有利な資格は何か?未経験でもおすすめの業界はどこか?を、おすすめの資格取得方法と合わせて解説したいと思います。
「大転職時代」資格取得がおすすめの理由
終身雇用の崩壊による働き方の多様化
「日本型終身雇用はもう限界」経団連のトップに続き、日本が世界に冠たる大企業、トヨタ自動車のトップからも同じコメントが出されました。これは昭和後期から平成へと続いた一般的なキャリアスタイルが崩れるきっかけともなりました。
必ずしも正規雇用が当たり前ではなくなってきたこともあり、働く人々の意識の変化は大きく、平成から令和に入って働き方もどんどん多様化しています。
多くの企業でDX化が進み、求められる人材・スキルが変わっている
ビジネスの世界で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が頻繁に使われるようになりました。
多くの企業でDX化が進んでいる今、ITやDXに関する知識や技能を求められることも多くなりました。
コロナ禍の影響によってDX化は加速する傾向にあり、需要は留まるところを知りません。
意欲的な人材が続々と転職市場へ流れ込んでいく
今までの経験を活かしたい人も、そして経験はなくとも新しい可能性と意義を求めたい人も、続々と転職市場へ流れ込んでいくのです。
このような世の中の流れを踏まえて、5年・10年先を見据えた職種選択が必要になってきます。
需要が高まる職種を把握し、これから必要性が増す資格を取得することで「大転職時代」を乗り切りましょう。
未経験からOK!転職におすすめの業界7選!
未経験でも転職できる理由とは?
未経験歓迎の多くの業界では、人材が不足しているため、とにかく人手を必要としています。
そもそも分野内での経験者が少ないため、未経験者で構わないのでイチから仕事を覚えてもらいたいと思っており、研修制度もしっかりとしている企業が多いことも特徴です。
他業種・他職種からの転職により、今まで培った経験やスキルを活かせることも理由のひとつです。
①IT・通信業界
業界自体が成長し続けている業界であり、今後も拡大することが予想されます。
さらに、スキルを身につければ今後もキャリアアップでき、年収も他の業界と比べて高水準にです。
スキルを習得できる方法はたくさんあるため、やる気のある方はぜひチャレンジしてみよう。
②インターネット・広告・メディア業界
異業種からの転職が74.0%と高い割合であること、そして、スキルや経験を積むことでキャリアアップできる業界です。
特に、ニーズが高まっているWeb広告業界で、マーケティングスキルを学んだり、Googleアナリティクスの運用を行ったり、関連する資格を取得したりすれば、今後のキャリアの幅が広がり、さらなる年収アップも見込めます。
③商社
「未経験転職(異業種からの転職)が多い業界ランキング」で1位になっている業界です。異業種からの転職割合はなんと86.1%。専門的な知識は入社してから覚えれば良いため、未経験者でも広く転職を受け入れているという事情があります。多くの未経験者が、研修やOJTで専門的な知識や経験を学んで活躍しています。
営業職が多いため、コミュニケーションが得意な方は商社への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
④金融業界
「将来のキャリアプランのために資格を身につけたい」「給与水準が高い業界で働きたい」という転職者におすすめの未経験転職先です。
異業種からの転職割合は59.0%で、「業界未経験者歓迎」求人も多い業界といえます。
職種としては、銀行や証券会社の法人RM(法人営業)、生命保険会社のライフプランナー、事務職などがあり、女性スタッフ歓迎の会社も多いようです。
⑤メーカー業界
製造業は日本の基幹産業であり、今後はICTを活用した新製品が生み出され、海外展開も期待される分野です。メーカーで確かな技術を習得すれば、今後のキャリアプランを描きやすいメリットがあるでしょう。
IT企業経験者や理系大学出身者などは、その素養を生かして転職しやすい業界です。また、完全未経験者でも、簡単な作業からステップアップできる求人を見つけることができる。
「モノづくり」に興味がある方は、ぜひおすすめの業界です。
⑥建築・不動産業界
建築・不動産業界では、専門性の高いスキルを習得したり、業務に必要な資格を取得したりすることで、今後のキャリアアップにも繋がりやすい。そのため、今後新しい業界で活躍していきたい方におすすめです。
ただし、分野や職種によっては、土日祝日に休みが取りにくい、残業が多い、ノルマによって給料が不安定になるなどのデメリットが多いことも考慮しましょう。
ライフワークバランスに注意しながら、転職先を探していくと良いですね。
⑦サービス業界
サービス業界とは、無形のサービスを提供している業界のこと。扱っているサービスはさまざまで、例えば、教育、福祉・介護、レジャー、ホテル、人材、インフラなど多岐に渡っています。
異業種からの転職割合は「83.0%」とかなり高く、未経験者でも広く受け入れてもらえる業界です。サービス業界は他業界と比べて離職率が高い傾向があり常に人材が不足していることから未経験者でも積極的に採用してもらえるのです。
転職先に迷っている方必見!汎用性バツグンのおすすめ資格6選
キャリアアップを考えた時に自分の武器となるのが資格です。資格を持っていれば転職の面接時にも自己PRとして役立つため、応募前に取得したいと考える人も多いでしょう。
しかし、どんな資格が転職に役立つのか迷ってしまう人もいるかもしれません。
そこで今回は、応募する企業が未定の方でも絶対に役に立つ、汎用性の高いおすすめ資格を紹介していきます。
①TOEIC
英語を母国語としない人の英語力を測る試験です。満点は990点で、就職に活かすなら650点以上が目安といわれています。試験結果に有効期限はありませんが、企業によっては「○年以内の結果を提示」とルールを設けているため、就活スケジュールに合わせて受験するのがおすすめです。
②英検(実用英語技能検定)
英検はリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4つの英語力を証明できる試験です。日常会話からビジネスシーンにも使える内容となっているため、就職に役立つでしょう。選考で評価対象となるのは2級以上という企業が多いようです。
③日商簿記検定
簿記が分かると、企業の経営状態や財務状況が分かるようになります。自社だけでなく取引先の経営状態が分かるうえ、コスト感覚が身につくことからビジネスで必要な知識といわれているようです。
就職に役立つのは2級以上とされています。
④ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーの資格を取ると税金や保険、投資などの専門知識が身につき、人生の資金計画が立てられます。主に、不動産業界や金融業界への就職に役立つ資格ですが、労働者災害補償保険(労災)や賠償責任保険についての知識も得られるため、管理職や経営者を目指す人に役立つ資格です。
⑤MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
Excel、Word、PowerPointといったオフィスソフトは、仕事で使われる代表的なソフトです。仕事でパソコンを使うなら、この資格を取得しておいて損はないでしょう。資格がなくても使いこなせる人は多いですが、Excelの関数やPowerPointのアニメーションなどが使えると、ほかの人と差別化が図れるため就職に役立つ可能性があります。
⑥ITパスポート
情報処理の国家資格ですが、IT技術に関する問題だけでなく、ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)の出題もあり、多種多様な業種・職種への就職に役立つ資格といわれています。個人情報や機密情報の管理、コンプライアンスなどに関する知識は、社会人に必要なものと考えられているため、汎用性は高いといえるでしょう。
資格を取得して転職を成功させるためのポイント3つ
資格取得によって転職を成功させるためのポイントも併せて確認しておきましょう。
① 期間を区切って資格取得に臨む
転職活動を長期化させないためにも、あらかじめ資格取得の期間を区切り、メリハリのある転職活動を行いましょう。
②目指す職種に本当に必要な資格を見極める
転職のために資格を取得するなら、先にどんな仕事に転職したいかを考え、希望の職種や業界で本当に必要なものだけを取得しましょう。
資格取得にはお金も時間もかかります。転職活動に有利にならない資格を取るために労力や時間をかけるのは、転職活動を長引かせるだけでなく、機会損失を生むことにもなりかねません。
③資格取得を目標にしない
転職における資格取得は、転職活動を生きぬくための武器の一つです。
武器を得ることが目的になってしまうと、本来の目的であった転職活動がおろそかになったり、失敗したりする可能性が高くなります。
資格取得はあくまでも手段(武器)であることを、しっかり認識して転職活動に臨みましょう。
お得に資格取得ができる!おすすめ方法をご紹介
転職に役立つスキルや資格を身に付けたいと考えている方に役立つのが職業訓練校。無料で授業が受けられる上、受講手当などお金が受け取れる可能性もあります。
職業訓練校とは?
職業訓練校は、失業中の人が再就職するための公共職業訓練を行う施設です。国や自治体が主体となって運営しており、年間30万人に利用されています。
お得な理由
無料で知識・技術が身に付けられます。
条件を満たせば補助金などの優遇が受けられる場合があります。
簿記やパソコンから介護や建築まで幅広い講座が開設されており、主に求職者を対象としていますが、退職予定がある場合は在職中でも申し込み・試験の受験は可能です。
どんなことが学べるの?
- ビジネスの基礎
- IT
- 建築
- 医療・福祉
- 美容
上記のように様々なジャンルのコースがあり、それぞれに役立つ資格が取れるカリキュラムが用意されています。転職に向けたスキルアップやキャリアアップが可能となっています。
まとめ
ここまで様々な業界と資格を紹介してきましたが、気になるものはありましたか?
最後に、今まさに大注目の職業訓練コースをご紹介します。
DXアップ「ウェブ担当・ウェブマーケター・DX人材育成実践科」
これまで有料で提供してきたWebマーケティングカレッジ「DXアップ」が職業訓練で学べます!
初心者OK! Webデザインスキルや、売上をUPさせるためのWebマーケティングの実践的な知識と技術が学べる職業訓練のコースです。
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https://www.webmarketing.dxup.jp/
引用:DXアップ
取得可能な資格
◆GAIQ |
Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格です。 認定資格試験に合格した個人に付与されます。 GAIQの認定資格試験は、Googleアナリティクスについて選択式で問われる試験です。 インターネット上で受験することができます。 |
◆Google検索広告認定 |
Google が公式に公開している広告に関する知識や理解力を確かめることができる認定資格です。 科目は検索、ディスプレイ、ショッピング、動画、アプリ、測定の6種類あり、それぞれ合格することでその分野での知識保持を証明できます。 |
DX化がますます進む時代に必要なスキルは、お得に身に付けるのが賢い選択です。
将来性のある業界を見極め、資格取得し有利に転職活動を進めましょう。
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