- 資格を持っていると転職で本当に有利になれる?
- 資格を取得するための費用や期間、難易度を知りたい
転職活動の際に資格を持っていると有利に働くことがあります!
しかしながら、取得するには一定期間勉強し、資格試験に合格する必要があります。
この記事では、転職に有利とされている資格を紹介し、資格ごとの難易度や勉強時間の目安を解説します。
また、資格を取得する費用をおさえるコツや無料で受講できる職業訓練についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
資格を持っていると本当に転職で有利になる?
資格はある一定のスキルを持っていることを証明できるため、転職活動で有利に働くことがあります。しかし、やみくもに多くの資格を取得すれば良いというわけではありません。
では、資格を持っていると具体的に転職でどのようなメリットがあるのでしょうか。また資格を選ぶ時はどのようなコツがあるのかご紹介します。
転職活動で資格を取得するメリット
- 仕事のスキルや知識をアピールできる
- 年収アップが狙える
仕事のスキルや知識をアピールできる
転職活動の際に業務に関わる資格があることで、スキルや知識をアピールすることができ、採用者の目に留まりやすくなります。
さらに資格があるとスキルや知識があるとみなされ、採用後も新しい業務を任せてもらえる可能性も!やってみたかった業務や新しいプロジェクトなどに携われる可能性もあるでしょう。
年収アップが狙える
資格を持っていると、年収アップを見込める場合もあります。
ただし、全く経験がない状態から難易度や希少性の高い資格の取得を目指すよりも、 自分が経験してきた業務に関する資格を取得することをおすすめします。
自身のキャリアと資格を掛け合わせることで自分の市場価値を高めることができ、年収アップを狙うことができるのです。
資格を選ぶ時のコツは?
- 目指す職種に必要なものを選ぶ
- 難易度も考慮する
目指す職種に必要なものを選ぶ
資格を取得する際には、どのような業種・職種を目指しているのかを明確にしましょう。
未経験の職種に挑戦するのか、今の職種でキャリアアップするのかなど、今後のキャリアプランを明確にした上で、必要となる資格を見極めましょう。
難易度も考慮する
目指す資格を選ぶにあたっては、資格のレベルや難易度も考慮しましょう。難易度というと、どうしても合格率に着目しがちです。
しかし、資格の難易度を測る際には、合格率だけではなく、資格取得までにかかる時間や試験自体の難易度、合格までに必要な勉強時間や出題範囲なども含める必要があります。
企業から求められやすい転職におすすめの資格5選
資格は、基本的に特定分野において専門的な知識を有していることを証明するためのものですが、年齢や業種・職種を問わず、幅広く役立つ資格も存在します。
それらの資格について具体的に5つ紹介します。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
多くの企業でIT化が進み、業務のなかでマイクロソフト オフィス製品を利用する機会が増えています。業務上でWordやExcelを使用する人にとっては、必須ともいえる資格です。なお、この資格を保有していることで、企画書や予算表の作成など、事務的な業務を問題なくこなせるとアピールできます。
- 基礎的なPCスキルが身につく
- 仕事の作業効率が上がる
- 在宅ワークにも役立つ
マーケティング検定
多くのマーケティング関連の資格の中でも知名度が高いため、持っていて損はないでしょう。
知名度が高い資格は就職活動や転職活動でもアピールポイントに繋がるので、ぜひとも取得したい資格でもあります。
- 一般的な認知度が高い
- 企業研修での採用実績が多い
- マーケティングについて幅広い知識が身に付く
ITパスポート
経済産業省が認定する国家資格で、ITに関する基礎的な知識を証明できます。
今やどの業種においてもIT関連の知識は必須ともいえるので、転職の際に資格を持っていればプラス要素となることが多いです。
- ITの基礎知識を体系的に学習できる
- 初心者でも合格しやすい
- 他のIT系資格への足がかりになる
日商簿記検定(2級)
日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能を証明する資格です。
2級は工業簿記も試験範囲に含まれるため難易度がアップします。
- 一般的認知度が高い
- 求人が多い
- 上位資格をとれば好条件の仕事に応募できる
TOEIC(700点以上)
英語コミュニケーション能力を証明する世界共通の試験です。
英語の「読み」「書き」が最低限こなせることを証明するには600点以上、英語力をアピールするには700点以上のスコアを獲得する必要があるでしょう。
- ビジネス英語を学習できる
- 大手企業ではTOEICの受験を義務付けているところもある
- 単位に直結する場合も多い
転職におすすめの資格取得のための費用をおさえるコツとは?
資格を取得したいけど費用がどれくらいかかるのか不安ですよね。
お得な制度を活用すれば、経済的な負担を抑えながら資格を取得することができます!
まずはあなたが利用できる給付金を確かめよう!
厚生労働省が行っている資格取得支援制度は大きく分けて2種類あります。
- 教育訓練給付制度
- 求職者支援制度
それぞれの制度では雇用保険に加入しているかによって制度の支給対象者をわけることができます。
- 「教育訓練給付制度」は、雇用保険の加入者が対象(離職1年以内であれば対象)
- 「求職者支援制度」は、雇用保険に加入していなくても対象
どちらの制度も支給には一定の条件があります。
また、随時支援条件などが更新されてますので、必ず厚生労働省のサイトで確認しましょう。
最大で70%支給!「教育訓練給付制度」とは?
スキルアップを支援するため、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練を受講・修了した方に対し、その費用の一部が支給される制度です。
対象となる教育訓練は、そのレベルなどに応じて3種類あり、それぞれ給付率が異なります。
教育訓練給付金の支給申請は、お住まいを管轄するハローワークで受付しています。
受講料無料+月10万円支給!「求職者支援制度」とは?
再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練(ハロートレーニング)を受講する制度です。
訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします。
様々な分野の講座があり、無料で学べるとあって年間で2万人以上が受講しています!
基礎 | ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など |
IT | WEBアプリ開発科、WEBマーケティングなど |
営業・販売・事務 | OA経理事務科、営業販売科など |
医療事務 | 医療・介護事務科、調剤事務科など |
介護福祉 | 介護職員実務者研修科、保育スタッフ養成科など |
デザイン | 広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など |
その他 | 3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など |
職業訓練には学校に通って勉強する通所タイプと自宅などでオンラインで受講できるeラーニングコースもあり、自分の環境に合った講座を無料で受講できます!
また、託児サービスを利用できるコースもあり子育て中の方でも受講できる環境です。
求職者支援制度の申込み、相談、お問い合わせは、お住まいを管轄するハローワークで受付しています。
費用をおさえるなら職業訓練がおすすめ!
職業訓練(ハロートレーニング)の年代別におすすめのコースをご紹介します。
職業訓練にはさまざまなコースがあり、自分のやりたいことや目指す職業に応じたコースを受講できます。
「職業訓練でスキルを身につけてすぐにでも就職したい」「役に立つ資格が取れるコースが知りたい」という人はぜひ参考にしてください。
20代・30代におすすめの職業訓練コース
20代や30代といったこれからの世代には、新しいことにチャレンジしてキャリアを築いていけるコースや、将来性・発展性のある仕事に就けるコースがおすすめ。
今後30年、40年と働き続けることを見据えてコースを選ぶ必要があります。
Web制作
Webデザインやソフトウェアの使い方など、Web制作に必要なスキルを学べます。昨今は、どんなに小さな企業や個人商店も当然のようにWebサイトを持つ時代です。幅広いニーズがあり、将来性もある点がおすすめです。
- Webクリエイター
- Webデザイナー
- Webプロデューサー
- Webディレクター
- Webエンジニア
国際ビジネスコース
外国語によるコミュニケーションや貿易事務に必要な知識を学びます。海外と取引をする貿易は、日本経済にとって重要なものです。
ただし、ほとんどのコースで「英語学習経験のある人」が求められているため、まったく英語ができない場合は難しい場合も。
- 貿易事務
- 通関
- 貿易に関する貨物利用運送事業者
40代・50代におすすめの職業訓練コース
40代や50代には、これまでに身につけたスキルや人生経験に付加価値を付けられるコースや、定年まで働くことを見据えたコースがおすすめ。
自分に足りないものや希望の仕事に就くために必要なスキルを見定めたうえで選びましょう。
パソコン実用コース
ワープロや表計算、プレゼンテーション資料作成といったビジネスに必須のアプリケーションのほか、ビジネスマナーなどを全般的に学ぶコースです。
パソコンの基本的な使い方を身につけることで仕事の可能性が大きく広がります。
- OA・経理・企画営業などの事務全般
- 営業
- データ入力
造園・土木・施工コース
庭園や公園の施工・維持・管理について学ぶコースです。快適な住環境を作る重要な仕事であり、訓練内容には現地での土木作業や機械操作といった実習も含まれています。
- 造園業
- 公園などの維持管理業
- 校務員
全年齢でおすすめのWebマーケティングコース
ECサイト、ネット広告の普及が進み、Webマーケターの需要が高まっています。Webマーケターはこれまでの経験や職歴を存分に活せる職種のひとつです。
未経験募集している企業もあり、可能性は十分にあります!
- Webマーケター
- Web担当者
オンラインで受講できる!Webマーケティング「DXアップ」がおすすめ!
半年で全国100名以上のスキルアップ相談に乗ってきた、”現役で月100万円以上稼ぐ” 複業Webデザイン・マーケターが実際に培ったスキルを伝授!
実際にTwitterの投稿や広告運用など実務で求められる包括的なスキルを獲得し訓練中何度も実践するので、職務経歴書にも実務経験としてアピールすることができます。
また、授業は全てオンラインで対応なのでPCさえあれば全国どこでも受講可能!
好きな時間に受けられるので、子育て中の方や介護中の方にもオススメです。
まとめ
今回は転職に有利になるおすすめの資格や資格取得のための費用をおさえるコツを紹介しました。
学習時間や費用、難易度などを踏まえながら自分に合った資格を選びましょう。
資格取得の費用をなるべくおさえたい場合は、職業訓練(ハロートレーニング)の受講もぜひ検討してみてください。