30代転職に資格は必要なのか?どういった資格があると有利になるのか?転職には多くの悩みがありますよね。「未経験でも転職に有利な資格を取得したい」「同年代での転職はどういった業種があるのか知り、転職に活かしたい」といった方に、業界別おすすめ資格と資格取得のための講座、費用を抑えた転職方法を紹介しています。
30代転職に資格は必要なのか
資格はどの程度重視されるのか?
30代の転職に必要なのは、20代までとは異なり実務経験や実績がメインとなっており、資格が重要視されるケースは少ないとされています。このように聞くと自身を振り返って経験不足だと感じた場合、不安になる方もいらっしゃるかと思います。
転職で有利になる資格はないのか?
自身のスキルに付加価値を付けることで、転職を成功に導くことが可能です。付加価値を付けるのに適した方法の1つが資格の取得です。具体的には
- スキルレベルを表す資格
- 上位キャリアに挑戦するための資格
- 業務独占資格
といった資格があると職務経歴書の裏付けとなり、転職に有利となる可能性があります。
【業界別】30代転職におすすめの資格5選
実際に転職に有利となる可能性がある資格を業界別にまとめています。
資格によって費用や取得までにかかる期間も異なるため、それぞれ比較し検討してください。
医療、福祉関連
医療機関で患者の対応をするだけではなく、医療費の計算や診療報酬を請求する業務を行います。資格を持っていると未経験でも採用されるケースがある上に、残業がほとんどないためライフワークバランスを保って働くことが出来ます。
費用 | 独学の場合:1.5~2万円 通信講座の場合:3~10万円 |
期間 | 6カ月(約350~450時間) |
研修を通して介護の実務を身に付けつつ、介護にまつわるシステムなどに関する知識やスキルを学んでいきます。 介護の国家資格である「介護福祉士」の受験資格は、介護福祉士実務者研修に加えて3年以上の実務経験が必要です。そのため、将来的に介護福祉士を目指すことが可能です。
費用 | 無資格の場合:約15万円 |
期間 | 6カ月(約450時間):医療的ケアの項目は座学50時間に加えて、 シミュレーターを用いて実際の手順を学ぶ演習が必要 |
法律、社会保険関連
労働法や社会保険に精通した専門家です。就業規則や社会保険の手続きなどの独占業務を行います。合格率は5%前後という難易度の高い試験ではありますが、合格できれば人事労務のエキスパートとしてキャリアアップが目指せるでしょう。
費用 | 独学の場合:約5万円 通信講座の場合:約10万円 予備校の場合:約20万円 |
期間 | 約1年(800~1000時間) |
行政書士法に基づく国家資格で、行政手続を専門とする法律家です。国民にもっとも身近な「街の法律家」ともいわれます。独占業務があるので資格取得後は書類作成や法務のスペシャリストとして、企業の総務や法務部門などで働くこともできます。
費用 | 独学の場合:約5万円 通信講座の場合:約10万円 予備校の場合:約20万円 |
期間 | 約1年(800時間) |
Web関連
「成果につながるウェブ解析ができる人材」であることを証明する資格です。実際の実務ですぐに使えるノウハウを習得でき、すぐに業務に役立てられるのが特徴です。解析した情報・数値を元に、サイトの改善や経営の改善を提案するというコンサルタントのような仕事も行います。
費用 | 独学の場合:2.2万円 認定講座の場合:3.3万円 |
期間 | ウェブ業界未経験者で約2~4カ月(40~60時間) |
資格取得に向けたおすすめ講座
資格取得に向け、独学の場合費用は安く済みますが1人で勉強をすすめることは容易ではない場合もあります。
有料講座の場合充実した教材や手厚いサポートを受けられるため、以下2種類の講座を紹介します。
通信講座
資格のキャリカレ
キャリカレ通信講座の特徴は、現場ですぐに知識やスキルを生かせるように、実践力を身につけることを重視しているところです。また、初心者にも理解しやすいようやさしい表現と適切な文章量で解説されています。
標準学習期間で修了できなくても、受講開始から最長700日間まで無料サポートがあります。
教室・映像通学
資格の大原
資格の大原の特徴は、永年の教育ノウハウと高度な合格情報データベースです。大原の講師陣は毎年の本試験傾向などを分析し、短期合格に必要なものは何かを常に追求しています。
映像通学やWeb通学、DVD通信など、ライフスタイルに合わせて多彩な学習方法から好きなものを選ぶことが出来ます。
費用を抑えて転職成功につながる方法
資格を取るってやっぱりお金がかかるんだな・・
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
公的制度を利用することで未経験からスキルを身につけることや、費用を抑えながら就職サポートも受けられるサービスもあります。
職業訓練校
職業訓練とは、働くうえで役に立つスキルや知識を習得できる公的な制度のことです。職業訓練の対象は「働こうとする方・働くすべての方」です。コースの種類は事務系やIT(情報技術)系、サービス業や建築、介護、デザインなど幅広いため、興味のある分野から選ぶことができます。
DXアップ事務室
全ての企業に求められるマーケティングやWeb制作について学ぶ、実践型のWEBマーケター養成サービスです。求職者支援制度を活用することで月10万円の給付金+無料の職業訓練+就職サポートをうけることが出来ます。また、講座終了後はウェブ解析士の受験が可能です。
転職エージェント
「転職先を探している求職者」と「人材を探している企業」との間に入り、両者にとってベストなマッチングを探すサービスのことです。転職支援のプロからアドバイスをもらうことができ、希望条件に合わせた求人紹介や書類添削などの転職支援をしてもらうことが可能です。
リクルートエージェント
保有求人数35万件以上と転職業界トップを誇る転職サイトで幅広い求人を保有しています。書類添削や面接対策など一般的な転職支援に加えて、「職場の雰囲気」「活躍しやすい人材の傾向」など、独自の調査でまとめられた内部情報を確認することができます。
まとめ
30代の転職に必要となるのは実務経験がメインとされていますが、資格の取得は有利な転職をするための一つの手段となる可能性があります。今回紹介した資格取得に向けた講座や費用を抑えた転職方法については、それぞれ特徴や料金が異なります。気になったものを比較し、ご自身にあった講座を探してみることをおすすめします。